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令和7年度 一般社団法人日本樹木医会 三重県支部 クビアカツヤカミキリ防除研修会

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開催日時 令和7年5月21日(月) クビアカツヤカミキリ研修会 9:00~15:00  ※樹木医CPD申請
開催場所 南部丘陵公園(四日市市日永)
参加者 講師:富田林市公園緑化協会 主幹 土居 常隆 樹木医、同 事業係係長 澤田 昌紀 樹木医
三重県支部:奥田、大石、森、石黒、中村、柳田、杉野、早野、塚本、鈴木、池田、東
愛知県支部:1名
中島造園土木:2名
  外来種であるクビアカツヤカミキリ(以下、クビアカ)の被害が全国の各地で報告されています。サクラ(特にソメイヨシノ)の枯死事例が多く報告されている現状です。そのクビアカの被害が三重県でも報告されるようになりました。そこで三重県支部では、クビアカを正しく理解するために研修会を開催する運びとなりました。
  はじめに、富田林市公園緑化協会 主幹 土居 常隆樹木医から、特定外来生物であるクビアカツヤカミキリ(詳細はこちら)の、①生態、②フラスの見分け方、③被害レベルとサクラの樹勢の関係、の座学を行っていただきました。県内では、愛知県との県境など一部を除き、クビアカの被害はほとんど無く、そのためクビアカの生態やフラスの判別法をまだよく知らない支部の樹木医も多い現状です。このようなことから、クビアカ防除の経験豊富な土居講師を招いて、クビアツヤカミキリについての知識を深める調査を兼ねた研修会を開催する運びとなりました。
 
土居樹木医(右端)による説明  
 
参加者達にクビアカのフラスを解説する土居樹木医
 つづいて、三重県支部の池田樹木医より南部丘陵公園内のサクラ、ウメの木の位置や地図の概略、被害木に関する説明を受けました。実はこの公園には、すでに数本の被害木が池田樹木医により確認されています。
 
これまでに発見された公園内の被害木を診てまわる参加者達
 
クビアカのフラスが幹が噴出している公園内の被害木

 確認したクビアカツヤカミキリのフラスク ビアカのフラスは細長く、ひも状になっていることが多い 
 参加者の多くは、クビアカのフラスをまだ見たことすらなかったので、それら被害木を観察し、フラスを実際に手に取ってルーペで目視し、その特徴や他のカミキリのフラスとの形状の違いを確認しました。
 
フラスをルーペで観察する参加者達
 また、被害木を観察中に材内のクビアカ幼虫を殺虫処理する方法も実演され、参加者達も実際に殺虫剤を手に取って実践しました。

殺虫処理の実演
 
殺虫処理を実践する参加者
午後からは、参加者を2チームに分け、さらなる被害木が公園内にあるかどうかを調査しました。 

公園内の梅を調査する参加者達 
 調査の結果、さらに数本の被害木が確認されました。実習の一環として、被害木1本(ウメ)の材内のクビアカ幼虫を取り出す試みを行いました。実際に樹皮を削り、幼虫の掘った坑道を観察しながら幼虫を取り出しました。
 
 
取り出された幼虫
 
クビアカの脱出孔痕 長径2~3cmくらいの縦長の楕円形をしている
 調査終了後に、四日市市役所へ報告するための公園内の被害木の位置と本数を集計しました。